「年収は下がってもいいから、やりがいのある仕事しようぜ!」
という話。たぶん20-30代向け。
まず、現状分析
これから先には (1) 経済成長と (2) 賃金の向上
はあんまり見込めない。
それなら、生活コストを下げて楽しく生きようぜという主張になる。
この主張を聞いて出てくる疑問としては次の2つぐらいがあって、本書ではそれらに答えている。
- ほんとに年収下がっても生きていけるの?
- やりがいのある仕事ってどうやって見つけるの?
1. ほんとに年収下がっても生きていけるの?
Yes. 実は年収は150万円でも一人ならやっていけると主張している。一回エクセルとかで計算してみるといいと薦めている。
ここで重要なのは、実際に150万円になるかというよりも、
「最低何万円稼げば生きていけるのか?」
という感覚を持つことだと思う。
ここのポイントは以下の引用にまとまっている:
本来200万円もあれば余裕で生きていけるのに、年収400万円を稼ぐためにさらに、
毎日心身を削りながら、鬱病になりかけてまで会社につとめる、なんて働き方は
望ましくないと思います。
生きていくのに必要な金を減らすために、本書ではシェアハウスと自炊を推奨している。
後者はともかく、前者は抵抗あるよなーとは思った。
でも世界的には結構流行ってるし、抵抗がない人が増えていくのかもしれない。
あとは、ネット不労所得 (= アフィブログとか) 得ようぜとかもある。
これは ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) と同じ主張。
2. やりがいのある仕事ってどうやって見つけるの?
質問は4つ。1. その仕事は金のためにやっているか?
2. その仕事はスキル向上のためにやっているか?
3. 年収半分でもその仕事をするか?
4. 一生低収入でもその仕事をするか?
結局、金やスキル以外の、「何か楽しいこと」とか「何か解決したい問題」のために
やっているかが重要なんだと言っていた。
で、そのためにボランティアしようぜと言っている。主にNPOの手伝い。
プロボノ推しまくり。初めて聞いた。
http://www.servicegrant.or.jp/
で、今時政治家に任せてうまくいくなんて甘くて、
自分で社会の解決したい問題を解決しようぜ!楽しいならそれはボランティアでいいじゃん。
あと気になった文:
お金の保証が無くなる怖さという、自分の『弱い部分』を会社に預けてしまうとこれは非常に同意できる。いつでも会社は辞めらる準備をすべきだと思う。
辞められなくなる
結局まとめると、
「金やスキル以外の評価軸を生きる上で作ろう」という良くある話になる。
確かに金をもらわなくてもやってて楽しいことはあって、
じゃあそれやればいいやんか。という主張はよく分かるし、同意できる。
週末にオープンソースプロジェクトのコード書くのと一緒。
こういうを日本の古い系企業とかは嫌がるんだろうか。
こういうを日本の古い系企業とかは嫌がるんだろうか。
同意するにせよしないにせよ、一読をおすすめする。
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